SE Ranking 更新情報: 2019年5月
春から夏へと季節が変わりつつあります。早速ですがこの5月に行われたアップデートについてお伝え致します。多くの事をここで共有できればと思います。
簡潔に言うと、まず私達はプロジェクト作成ウィザード全体の再設計、SEO/PPC競合調査ツールの強化、ヘルプセクションの更新、プラットフォームの利便性向上に多くの時間を費やしてきました。スクリーンショットと解説付きで各アップデートの詳細を見て行きましょう。
1. プロジェクト作成ウィザード
私達のサービスのデザインは徐々に刷新している最中ですが、直近ではプロジェクト作成ウィザードが更新されています。プロジェクト作成ウィザードはユーザーがこのサービスを使い始める際に最初に使用する場所の為、最適な形式を選択できるようにする事はとても重要だと考えていました。
結果として全てが変更となりました!
「ウェブサイト追加」ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます:
本質的な手順は前と同じです。最初にウェブサイト名とURLを指定し、検索の範囲を選択、週次レポートの設定、その他必要であれば高度なオプションを使用します。新しく追加された要素としては、リスト内でより素早く判別できるようにプロジェクトの配色選択が可能となった他、ダッシュボード上のサイトグループに追加できるようになった事です。
プロジェクト作成の手順2番目では、キーワードを追加します。ぱっと見た限りでは、今までと全く変化が無いように見えますが、ちょっとした秘密を一つお知らせすると、キーワードサジェストから直接プロジェクトにキーワードを追加できるようになった部分が今までとは異なります。次回アップデートのダイジェストで更に詳しくこのアップデートについてお伝えする予定ですので、ご注目ください。
プロジェクト作成の最後の手順では、5件までの検索エンジン追加を促され、地域とGoogleインターフェイス言語を選択します。更に、Google広告やローカルパック(マップ結果)、強調スニペットの順位計測を選択できます。
プロジェクト作成ウィザードは現在3ステップで構成されていますが、将来的には次の2つのステップを追加する予定です: 「競合」 、「分析 & トラフィック」
2. SEO/PPC 競合 調査
今回のアップデートでは、私達のお気に入りで、恐らく最も更新頻度の高いツールにたくさんの注意を払いました。早速新しい部分を見て行きましょう:
- キーワードフィルタ
概要タブでは、指定したサイトの検索順位上昇や下降の他、検索結果の圏外や圏内への変動も同様に素早く把握する事ができます。更に、各フィルタカテゴリに分類されるキーワード数も確認できます。オーガニックと有料検索両方のデータが利用できます。
フィルタ機能に対する改良はこれが全てではありません — 上の「Distribution of organic keyword rankings(オーガニックキーワード順位分布)」のグラフを見るとわかりますが、オートフィルタも追加しています。どのように活用したら良いでしょう?
上のグラフで表示される順位分布の箇所をクリックすると、直接オーガニックキーワード順位セクションへ移動して、指定したフィルタが適用された状態の結果を確認する事ができます。つまり、1位から5位の順位の箇所をクリックすると、このように表示されます。:
- ドメインセマンティック比較(対象キーワードの比較)
あなたのドメインと競合をセマンティック共通部分で比較したグラフを概要タブに追加しました。グラフはあなたのドメインと競合ドメインで共通するキーワードの合計数や、あなたのドメインのユニークキーワード数、競合ドメインのユニークキーワード数を表示します。
このデータを見る事で、あなたのサイトのセマンティックと類似する競合を見つけ出し、その規模も分析することができます。更に、このデータはオーガニックと有料検索ともに見ていくことができます。
- Ranking changes timeline(順位変化動向)
順位変化タブ内のグラフで分析対象サイトの時系列の順位変化度合いを表示します。このデータも先ほどと同様にオーガニックトラフィックと有料トラフィック調査タブ以下で見る事ができます。このグラフはサイトの順位変動の発生時期を示しつつ、その変化を視覚化します。このデータは、順位変動に強く影響した要素を分析する際に役立ちます。
更に、分類別のキーワード数を示すラベルがこのタブに追加されました — 「上昇キーワード」、「 下降キーワード」、「“NEWキーワード」、「LOSTキーワード」
- Google UK データベースのノイズデータ削除
United KingdomのGoogleキーワードデータベースに余分なキーワードがほとんど無くなり、UK市場に参入するユーザーにより多くの価値を提供しています。次回は新しいヨーロッパ向けのキーワードデータベースの追加と、既存のデータベースの拡張を予定しています。
3. ヘルプ
ユーザーの多くは ヘルプ タブを完全に更新した事に気付いていらっしゃるかもしれません。新しいデザインと考え抜かれた構造のおかげで、SE Rankingに関連するあらゆる質問の回答を素早く見つける事ができるようになりました。(英語版に関しての更新となり、日本語版はまだ時間がかかると思われます。努力します。)
活用しやすいように、ヘルプドキュメントは大きく3つに分類されます。
Getting Started セクションは新規のSE Rankingユーザー向けにプラットフォームに関する活用方法と、上位表示の為に必須の重要手順を提供しています。基本的には素早くサービスを活用する為に必要な全てをここで提供しています。
Knowledge Base はプラットフォームの各セクションの情報を全て提供しています — プロジェクト、ツール、個人アカウント、レポート、ホワイトレーベル、ユーザー、支払い、連携。 スクリーンショット付の詳しい解説をご参照ください。
FAQ セクションはよくあるご質問の回答をカバーしている、おそらくサポートチームにとって最もお気に入りのツールとなります。実際に継続的に新しい質問が追加されていますので、ご確認ください。長い間質問しようと思っていた事がここで解決するかもしれません 🙂
現在ヘルプタブ上で公開する為に、動画による学習コンテンツを作成しています。もしあなたが学習したい動画コンテンツのアイデアやご意見があれば、以下のコメントで共有して頂けると大変嬉しいです!
4. 検索順位とサイトSEO検査のパフォーマンス改善
検索順位
データ読み込みと表示の効率化
順位チャートの表示速度が大きく改善されました。フィルタ適応時であっても素早く表示されます。更に、対象サイトがランクインしている全てのSERP要素の表示を最適化しました。この改良では、特に大規模なデータを活用しているアカウントの利便性が向上します。
サイトSEO検査
ページスピードインサイトをversion 5 へ更新、検査を強化
サイト検査時、Google ページスピードインサイトの最新のバージョン(5)が基準となります。このツールは全てのページのコンテンツを分析し、表示速度改善方法をサジェストします。前バージョンとの主な違いに関しては、前バージョンは分析エンジンとしてLighthouseを使用していましたが、今回の検査では更にChromeユーザーエクスペリエンスレポートで提供されるデータも含まれるようになりました。
ページスピードインサイトの更新によって、サイトSEO検査レポート上で新しい項目が表示され、あなたのページの最適化度合いと、デバイス別の表示速度改善方法を確認する事ができるようになりました。新しい項目は最適化タブで見る事ができます。
私達がこのブログ投稿で触れた更新のほぼ全ては多くの素晴らしいユーザーによるリクエストを参考に実施しています。夏にかけて、私達は引き続き 私達の約束を完遂 していきます。その間、全ての新機能をお試し頂き、将来的に私達が取り組むべき他のアイデアがあればお知らせ頂けると嬉しいです。SE Rankingの予測では、この夏のアップデート確率は100%で暑くなるでしょう!