SE Ranking 更新情報: 2019年8月

著者:
野澤 洋介
9月 19, 2019
17 分 要

この夏はSE Rankingに関する多くのニュースがありました。プロジェクト作成ウィザードの完全な刷新や、競合SEO/PPC調査への新しいツールの追加、そしてiOSとAndroid対応のSE Ranking モバイルアプリを先日公開しています。

モバイルアプリの説明はブログ記事で詳しく解説していますので、こちらもご確認ください。この夏の一連のアップデートの最後にご紹介するのは、レポート作成機能の大規模な変更です。

昨年末に今年開発チームに取り組んで欲しい事を伺った事は覚えていますか?その中で最も多くのリクエストがあったのが、レポート作成機能の改良である事がわかりました ?

そしてお約束した通り、リクエストを実現できるように取り組み、そしてその結果を共有できるようになりました!

新しく改善されたレポート作成機能

レポート作成は、あなたのプロジェクトの全てのデータを収集し、一つのPDFファイルに綺麗に集約する事ができ、自動でクライアントやパートナー、同僚、管理者に送信する事ができる機能です。 

レポート作成のメインパネルを使用すれば、レポートに含める項目を決め、テンプレートや自動送信の有無を選択し、送信先や送信日を指定する事ができます。

概要はこの辺にしておきます。レポート作成機能の見栄えはこのような感じです ? 

レポート作成機能を使用する際、最初にテンプレートを選択します。そして、既存のテンプレートリストからオプションを選択します。自身のテンプレートを作成して、あなたのレポートに使用する事もできます。 

活用するテンプレートを選択したら、レポート内容に進みましょう。

新しいメニューを使ってレポートのセクションを追加

以前のバージョンでは利用できませんでしたが、今回のレポート作成機能のメニューでは、標準で全てのセクションが表示され、含めたいセクションを任意で追加できるようになりました。そして、メニューが更に使いやすく、各要素の位置とセクションとの関連性を判別しやすいよう、入れ子のセクション階層構造となっています。 

各セクションには、タイトルやテキスト、画像、ページブレイクを追加で含める事が可能となり、レポート内にドラッグアンドドロップで配置できます。 これらはビジュアルエディタでカスタマイズする事ができます。

簡単にまとめると、セクションを選択して、それらのレポートに追加し、お好みで再編集する事ができます。そして、テキストや画像要素を使ってレポートにコメントを追加する事ができるようになります。 

表紙のスタイルも自由自在! 

書籍は表紙で判断されてしまいやすいものですが、残念ながらレポートについても同様です。 

レポートを目立たせる為、新しいレポート機能ではあなたのブランドやプロジェクトスタイルに従った表紙を自由に作成する事ができます。既存のテンプレートの一つを選択するか、お好みの画像をアップロードしましょう。そしてその後にテキストや背景色を設定し、ロゴも同様に追加する事ができます。

レポートの見栄えを補足する為に、ヘッダーやフッターもカスタマイズする事ができます。ヘッダーやフッターのテキストを指定できるようになり、ページ番号やレポート日の追加、背景やテキスト色の設定も行えます。 

ページのヘッダー、フッターとともに表紙の準備ができたら、レポートのセクション要素のカスタマイズに移ります。

レポートの各要素をカスタマイズ

セクションはシングルクリックでレポートに追加でき、レポートのレイアウトページ上に様々なオプションを含む要素が表示されます。

ここで各レポートセクションに紐づけるプロジェクトを指定できます。例えば、それぞれのプロジェクトに「簡易ウェブサイト順位履歴」を含むセクションを追加する事ができます。これは、様々な地域で同じウェブサイトのプロモーションを行っている場合に特に便利です。仮にあなたが三つの都市で家具を販売していて、それぞれに対して新宿、横浜、川崎など地域別のサブドメインを割り当てているとします。これらのドメインのデータを取得するには、地域別のプロジェクトを個別に持つ必要があります。このような場合、各都市に関するデータをレポートにそれぞれ追加する事ができます。

更に、レポートに順位を表示させるキーワードグループを指定して、検索エンジンや表示する順位の幅を指定する事ができます。例えば、トップ10、20、30、または50位内に掲載されているサイトのキーワードのみを選択して表示させる事ができます。

各セクションにより様々な設定オプションが用意されています。 

各セクションでは説明的なコメントを追加できるオプションも用意されていますが、これは単純なテキスト入力項目ではなく、画像や表、リンクなどを含む豊富なメッセージに対応するよう設計された機能充分なエディターとなります。

ご覧の通り、各セクション単一のデザインの刷新を行いました。そして、最も重要なものとして、今回のレポート作成機能では、PDFファイル上の各レポートセクションの見栄えをプレビューできるようになっています。送信するPDFレポートの見栄えがどのようになるか推測する必要はもうありません。レポート作成中の見栄えを全て確認する事ができます。

アップデートはエディターのみではありません。レポートの概要一覧についても取り組んでいます。 

新しいレポート一覧機能 

レポート作成機能にアクセスすると、四つのタブが表示されます: 手動 (手動で作成され、送信されるレポートです。これらはいつでもダウンロードや編集、Eメール経由で送信できます); 定期 (予め指定したスケジュールに基づいて生成され、送信されるレポートです。これらのレポートはスケジュール外で送信したりダウンロードする事はできません), テンプレート設定成果報酬計算 (ここで成果報酬レポートに関する各キーワードのプロモーション費用を定義する必要があります。)  

新しい機能ではリストに対して操作する事ができます。今後は一度に複数レポートを削除する事や、リスト上での名称変更も行えるようになりました。そして各レポートがどのプロジェクトに関連するものなのかをこのリスト上で確認できるようになった事は注目頂きたい点です。各ウェブサイトからのデータを含むレポートの場合、この改善はとても役立ちます。

アップデートに関してはこれで全てです。レポートに関する新機能や改善項目をテストしてご確認ください。これらの改善が無事にリリースできて安心しています。こちらは確認用に作成したサンプルレポートです。

ご質問がございましたらサポートチームまでご連絡ください。サポートチームは新機能について隅々まで把握していますので、喜んで支援させて頂きます。

そしていつもと同様に、あなたのご意見をお聞かせください。あなたのフィードバックとご意見にいつも感謝しています!

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