ロングテールキーワードを狙ってトラフィックを大幅に増やす事はできるのか?

著者:
野澤 洋介
4月 09, 2019
9 分 要

キーワードはSEO施策の基本とも言える要素です。トラフィックを増やして、ウェブサイトを見つけてもらいやすくする事を目的とする場合、キーワード調査は最も基本的な作業となり、 ロングテールキーワードを調査して活用する事は近年のSEOで主流となっています。

ウェブサイトのトラフィックに影響するロングテールキーワード

ロングテールキーワードは、ユーザーが検索エンジンで使用するフレーズで、一般的には3つ以上の単語で構成されます。オンラインで検索に使用されるキーワードを選ぶ場合は、検索需要が高く、競争性の低いキーワードを使用します。検索需要の高い特定のキーワードを選ぶ為には、実際に検索ユーザーが広く使用する、関連性の高いキーワードである事を確認します。(検索需要が全く無いキーワードに労力を割く事を避ける為です。)

SEOを効率的に行い、あなたのサイトで成果を上げるには、検索結果の露出を増やす競争性の低いキーワードを選ぶ事も大切です。一定の需要があり、そのキーワードを狙う競合が少なければ、SEOの難易度も下がる為、上位表示される可能性も高まります。「検索需要」と「競争性」の2点を考慮してロングテールキーワードを選ぶ事で、競争性の高いビッグキーワードで初めからSEOを行うよりも、検索からのトラフィックを着実に増やしていく事ができる事でしょう。

検索におけるロングテールキーワードの影響

最近では、検索ユーザーも注意深く物事を検索しています。一語や二語のキーワードで検索する事はほとんどなくなり、より会話的に検索するようになっています。Googleはこのような検索をセマンティック検索の一つとみなしています。検索ユーザーが使用するキーワードや会話的な質問に含まれる本来の意図や目的を理解して、彼らが必要とする検索結果を返す事を、セマンティック検索と言います。

例えば、”木工”というキーワードで検索するのではなく、”一番の木工用品店は何?”という検索クエリを使用したとします。この場合のロングテールキーワードは、”一番 木工用品 店”や、”一番 店舗 木工用品”などが考えられ、検索されるチャンスが増える事になるでしょう。”木工用品”というキーワードを使用した場合は、ロングテールキーワードと比べて、競争性がより高くなります。競争性が高いという事は上位表示される可能性が低くなる為、結果的にトラフィックには結びつきにくくなります(それでもその検索意図を考慮して、競合よりも優れたコンテンツを作成すれば上位表示される事はありますが)。はじめのうちは競争性が低いキーワードの方が時間の経過とともにトラフィックを着実に増やしていく事ができます。

あなたのサイトへのトラフィックを増やすロングテールキーワードを見つけましょう

ロングテールキーワードを手動で検索することは、不可能ではないにしても非常に面倒です。ウェブサイトのトラフィックを増やし、正確で信頼性の高いSEO施策に活用する最高のロングテールキーワードを探すには、作業の自動化が必須です。無料のGoogleキーワードプランナー、Wordstream free keyword tool、Keyword Tool Denominatorなどのキーワードツールを活用しましょう。これらは、キーワードに関する競合性や、ローカル検索数、グローバル検索数のような便利なデータを提供してくれます。

最近では独自のアルゴリズムによりキーワードを評価する有料ソフトウェアも一般向けに利用できるようになっています。あなたのウェブサイトの検索パフォーマンスを大幅に改善する為に、ロングテールキーワードの活用 を検討してみましょう。



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