SE Ranking 新しいサイトSEO検査: 問題箇所をすべてチェックする超高速でカスタマイズ可能なソリューション

著者:
野澤 洋介
3月 17, 2021
31 分 要

SE Rankingの新しい検査ツールがついに公開となりました。皆様とこの素晴らしいニュースを共有する事ができ、私達はとても感激しています。ようこそサイトSEO検査 2.0に!本ツールは2分で1000ページをクロールし、110項目で全てのページをチェック、必要に応じて調整、そして検知された問題点に対する予め用意された解決方法を提供します。

私達はツールの内部、外観ともに刷新しました。モダンでシンプルなデザインも特徴的です。おそらく私がお知らせしたい事の意味はクロールを開始した際にわかって頂けると思います。このジャンプしている物体は、焚火や水の流れに加えて私がずっと見続けていられる物のリストの一つです?

サイトSEO検査は複数段階の技術的なテストを通過してきていますので、あなたのウェブサイトの健全性をチェックする際に安心してご利用頂けます。早速今ツールを開いて検査を実施してみてはいかがでしょうか?後ほどブログに戻って引き続きこちらの記事をお読みください。ほとんどの場合、あなたが記事を読み終えるまでの間に、私達のツールはあなたのウェブサイトのクロールを完了しているはずです。そして、仮にあなたが大規模なウェブサイトをお持ちであった場合は、いずれにしてもアップデートされたサイトSEO検査は問題なくクロールを行います。ただし、若干時間はかかるかもしれません。  

その間、サイトSEO検査の他のアップデート項目について詳しく見ていきましょう。お知らせできる情報はたくさんあります。新しいサイトSEO検査は単純に10倍速くなっただけでなく、更に正確な方法で、完全にカスタマイズできるようになっています。

新しい重要なチェック項目が多数 

新しい検査では110ものウェブサイトのチェック項目があり、整理しやすいように16種類のカテゴリに分割されています。そしてすべてのチェック項目に関するグラフがメインダッシュボードに表示されます。メインダッシュボードは、例えばウェブサイトのセキュリティであったり、サイトのクローリングや重複コンテンツなどといった早急に改善が必要な箇所を素早く一目で確認できます。カテゴリアイコンをクリックすると、ただちに レポート問題箇所に対応する各セクションへ移動します。

新しく追加された項目により、新しいサイトSEO検査ではあなたのウェブサイト上にある問題点の種類を単純に伝えるだけでなく、修正が必要な正確な箇所をピンポイントで指摘します。 

具体的には次のように改良されています:

  • 以前のバージョンのサイトSEO検査では、hreflangタグに関して問題点がある事をお伝えするのみでしたが、今回のバージョンではレポートを見る事で、修正が必要なエラーの種類(複数の言語コードを使用していたり、hreflangページでそのページ自身へのリンクがなかったり、など)を正確に把握する事ができます。 
  • 以前はご利用のCSSやJavaScriptのコードサイズを減らすようにアドバイスするだけでしたが、現在では検査によりあなたのCSSやJavaScriptファイルが軽量化、圧縮、またはキャッシュされているかどうかまでお知らせします。 

もしあなたがSEOを始めたばかりで、ここまでで説明した用語全てがわからなかったとしても心配する必要はありません。  チェック項目名をクリックするだけで、問題点の概要の説明や簡潔な修正ガイドを確認頂けます。一方で、SEOのプロの場合は、検知された問題点の数値をクリックすると、影響を受けたページの完全なリストを直ちにご確認頂けます。

さて、ここで更に数点の項目について説明させてください。アップデートされた検査では、SEOで重要な問題箇所を更に詳しく分析します。具体的には次の通りです:

  • ツールはウェブサイトでXMLサイトマップを配置しているかどうかをチェックするだけでなく、そのサイズを計測し、robots.txtファイルがそのサイトマップへのリンクを含んでいるかどうかも確認しに行きます。更に、検査では、XMLサイトマップファイル内のリンク切れやnoindex、正規化されていないページなどもチェックします。 
  • サイトSEO検査 は、あなたのウェブサイトのHTMLコードだけでなく、X-Robots-Tag内についてもnoindexやnofollowタグを探します。X-Robots-Tagとウェブサイトのコードの両方でディレクティブを使用してしまっていた場合は、ツールがその状態を検知します。 
  • アップデートされた サイトSEO検査 では、HTTPSへの切り替え時期である事を気づかせるだけでなく、あなたのSSL証明書の質もチェックします。具体的には、最新の暗号化とプロトコルを使用している場合、適切に登録されているかどうかをお知らせします。SSL証明書がもうすぐ期限切れとなってしまう事をツールの方で確認し、こちらも同様にお知らせします。

より正確な健全性スコアと問題点の重要度

以前のサイトSEO検査のバージョンでは、私達は全ての問題点を 重要な修正 and やや重要な修正 に分類していましたが、新しい重要度の定義はより正確です。

  • すぐに修正が必要とされる最も重要な問題点は今後 エラーとして表示されます。例えば、重複するページや混合コンテンツ、致命的に遅い読み込み速度は全てエラーに分類されます。
  • エラーとしては致命的ではないが、あなたのウェブサイトのSEOを害する可能性があるとされるやや重要な問題点は、 注意として表示されます。あなたのXMLサイトマップや、alt属性の欠如、過剰に長いタイトルタグといった問題点は全て注意として分類されます。
  • 通知 は注目する必要のある問題点ですが、そのまま放置しても良い場合もあります。例えば、あなたの内部リンクのいくつかでアンカーテキストがない場合や、あなたのウェブサイトの数ページで少ない文章量のコンテンツがある場合など、これらは必ずしも悪い状態とは言えません。 

メインダッシュボードでは、重要度に基き、全ての問題点を円に分割されたグラフが表示されます。そして、その 問題箇所のレポートに行くと、1クリックでエラーや注意、通知に分類されたエラーを絞り込む事ができます。 

あなたのウェブサイトの 健全性スコア と、あなたのウェブサイトに占める問題点の種類との間には、相関関係があります。検査により多くの問題点が検知されても、それらの重要度が低い場合は、スコアは高くなります。一方で、問題点は少なかったとしても、それらのほとんどが重要なエラーであった場合は、あなたのウェブサイトのスコアは低くなります。 

改善を簡単に測定

問題点を修正し、再度検査を行った後にまだレポートでそれらが表示されている状況を想像できるでしょうか?このような時は、あなたの開発チームがいくつかの問題点の修正に失敗した為なのか、またはこれらの検知されたエラーは最新の状況を反映しているのか疑問に思い始めてしまうかもしれません。 

新しい サイトSEO検査を使用すれば、このように疑問が生じる事はありません。新しく検知された問題点の数に加えて、修正された問題点の数をすぐに把握する事ができます。更に、問題点を修正した後すぐに、リセットオプション項目を活用できます。設定を行うと、リセットした項目は健全性スコアに影響を与える事はありません。このオプションにより、もし修正項目が数件しかない場合でも、最新のレポートを得る為に再検査を実施する必要はありません。このオプションは、アカウントで制限されている使用回数を温存する際にも便利です。

二つの検査結果全体(健全性スコア、エラー、注意、通知数)を比較するには、 クロール比較 セクションへ移動します。ここで古いウェブサイト検査の アーカイブ を確認頂けます。既に気が付かれているかもしれませんが、アップデートされたサイトSEO検査はたくさんの変更点がある為、古いクロール結果と、新しいクロール結果を均等に比較する事はできません。ですので、「まだウェブサイトの検査を実施していません」といった内容のメッセージがサイトSEO検査のホーム画面に表示されたとしても、不安に思う必要はありません。古いクロール結果はそのまま存在しつつも、 アーカイブ セクションへ移動しています。 

複数の形式で提供されるデータ 

SE Rankingのツールアップグレードの際、全てのユーザーのニーズにマッチさせるよう取り組んでいます。管理者やマーケッター、SEOプロ、SEOビギナー全てがサイトSEO検査を使用しています。なぜなら皆様ご自身のウェブサイトの健全性スコアを気にしているからです。そして、ツールが検知した問題点の全てを把握したいと同時に、様々な形式のデータを取得したいと考えていらっしゃるはずです。 

管理者はグラフやチャートで全ての主要な指標が表示される私達のメインダッシュボードを気に入って頂ける事でしょう。ここでウェブサイトの健全性スコアや、検知された問題点の数、最も重要なエラー、データのインデックス性、そしてその他重要な項目をチェックする事ができます。

マーケッターやSEOビギナーは 問題箇所のレポートをチェックする事をおすすめします。検知された項目が問題となる理由や、その修正方法についての理解を手助けする、必要な全てのデータが揃っています。加えて、問題点がエラー、注意、通知に分類されているかどうかによって、最も重要な修正箇所を簡単に優先順位付けする事ができます。 

熟練のSEOスペシャリストはクロール済ページや検知されたリンク、検知されたリソースセクションに加えて、詳細なレポート分析に興味を持たれるかもしれません。リンクについてはそのタイプやステータスコード、ソースURLをチェックできます。リソースについては、そのサイズやステータスコード、タイプ、ソースURLを確認できます。クロール済ページではページスピードやTTFB、リダイレクト更新時間、content hashやその他多くを含む様々な指標が提供されます。

列とフィルタを使って独自の基準を設定でき、目的とするページ、リンク、リソースを見つける事ができます。例えば、この方法であなたのウェブサイト構造や内部リンク改善施策に取り組む事ができます。または、インデックス可能な200ページの低速ページのリストを収集する事もできます。TTFB、ページサイズ、画像サイズ、テキストとHTMLの比率、CSSやJSサイズのような各関連項目を分析する事で、ページ改善の為に最適化すべきリソースを把握する事ができます。 

ツールをあなたのニーズに合わせる 

2020年に遡りますが、私達はツールカスタマイズを優先度トップの一つにしています。私達はプラットフォームを個々のユーザーニーズにカスタマイズできるようにしたいと考えており、SE Rankingのツールにカスタム設定を追加しました。今回の大規模アップデートにより、サイトSEO検査はカスタム設定機能が追加されています。監視対象や除外対象の問題点を簡単に切り替え可能な方法で選択する事ができます。もし、ツールの初期設定とは異なり、あなたのウェブサイトと無関係な問題点がいくつかあると思われる場合は、それらを無効に切り替える事で、あなたの健全性スコアに加味されないようにする事ができます。もし考えが変わった場合には、簡単に設定を更新する事が可能です。 

私達はいつでもあなたからのご意見を喜んでお待ちしております。サイトSEO検査に他にも追加されたい問題点や検知項目がございましたら、ダッシュボード画面上のフィードバック用フォームからお気軽にご連絡ください。 

あらゆる場合においても、重要項目のチェックを確実とする為にサイトSEO検査を改良し続けます。 例えば、2021年の5月については、私達は コアウェブバイタル(Core Web Vitals)に関する新しいセクションを追加します。そして、ツールの対応力も継続して向上させる予定で、更に高速にあなたのウェブサイトを巡回できるようになるかもしれません。私達の大きな目標は百万ページを持つウェブサイトのクロールをシームレスに行えるようにする事です。

私達は新機能の全てについてこのブログで公開していきますので、引き続きご注目ください。その間、あなたのウェブサイトの健全性スコアをチェックし、ツールをテストして、あなたのご意見を以下のコメントセクションで共有してみましょう。

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