2020年のSE Ranking 大規模計画

著者:
野澤 洋介
2月 10, 2020
28 分 要

私達 SE Rankingチームは既に生産的な一年を迎えており、2020年の計画の全貌をお伝えできる事にワクワクしています!

毎年恒例ですが、年末に私達のプラットフォームで改良したい部分について皆様からリクエストを頂いています。皆様の熱狂的な回答に感謝しています!そして、皆様から頂いた全てのリクエストに目を通し、それぞれ素晴らしいアイデアを含めたリストをまとめました。

そして先日、今年の私達のロードマップに含む事ができるリクエストと、新しい10年に向けたSE Rankingの方向性について、ついにお知らせする準備が整いました。

早速ご覧ください!

サイドバー用の空間確保の為のデザイン見直し

メインダッシュボードのデザインが新しくなります。特に、全プロジェクトデータのメニューと「競合」と「サイトSEO検査」といった機能は画面左側へ移動する事になり、「競合SEO/PPC調査」や「被リンクエクスプローラー」といった単機能ツールはパンくずリストを伴いつつ画面上部のままの位置に据え置かれます。

SE Ranking's new design with a side bar

まもなく新しいデザインをお試しできるようになり、古い馴染みのレイアウトもそのまま利用できるオプションも提供されます。

順位データ移行 — 別アカウントへのSERP順位のエクスポートと移行

上のスクリーンショット内の新しい綺麗な「検索順位」機能には気が付かれましたか? ?

更に機能に関する改良が数点行われる予定です。

まず、アカウントから別のアカウントへの順位履歴を含めた完全なプロジェクトデータ移行を行えるようになります。

前年からのデータのインポートやエクスポートをまもなく行えるようになります(現時点ではプロジェクトへデータをインポートできても、現在の年のみ対応)。

より多くの競合追跡と前年の履歴データ取得

「競合」機能もプラットフォーム全体とともに改良が予定されています。ダッシュボードや競合概要テーブル、グラフが改善されます。 

SE Ranking's new design of the Competitor section

この改善は機能内のメインの競合、トップ100、ヴィジビリティ評価といった各タブにまで広く反映されます。

加えて、競合の検索順位を比較、追跡する為に更に多くの競合を追加できるようになります(現在の上限は5件まで)。競合の順位データに関しては、あなたのライバルの状況を確認したくなった場合に備え、システム内に1年間分蓄積されます。あなたの作業の邪魔になる制限は緩和されます。 

競合 SEO/PPC 調査のホワイトレーベル

多くのフィードバックを頂き、既に取り組んでいます!「競合 SEO/PPC 調査ツール」がホワイトレーベルでご利用頂けるようになります。あなたの企業のスタイルにマッチしたインターフェイスやご自身のロゴを掲載してブランド化でき、更にあなたのドメイン名上でSE Rankingのツールや機能を共有する事ができます。リリース日はもうすぐです ? 

北米、ヨーロッパ、アジアデータベースの拡張

更に多くのキーワードを私達の世界中のデータベースに追加していく事は誰にも止める事ができません。イギリス、アメリカ、東ヨーロッパ等でもデータベース拡張の計画があります。 

何人かのユーザーさんからは、カザフスタン、メキシコ、南アフリカを追加して欲しいといったリクエストがありましたが、これらの国々は既に競合 SEO/PPC 調査ツール内でご利用頂けるようにしました!

もちろんこれで全てではありません。香港、トルコ、アラブ首長国連邦のキーワードデータベースにも取り組んでいる最中です。

次に公開されるデータベースはまだ不明な為、毎月の更新を注意深くチェックするようにしてください。

キーワード調査とサジェスト拡張

「キーワードサジェストツール」の様々な改善案を多くの方々から頂きました (競合SEO/PPC調査ツール内で利用可能)。 現時点では、類似キーワード(類義語や近い意味の言葉)、関連キーワード(検索結果の傾向が似ているパターン)、ロングテールキーワードのリスト取得の為に使用する事ができます。

今年は、クエリの意味を判別するセマンティックキーワードグループ化(質問や比較等)と、いくつかの検索結果フィルタの選択肢を追加する計画があります。

収集したキーワードを様々なリストへ一緒に抽出し、それらをエクスポートして既存または新規のプロジェクトに追加できるようになります。 

特定の検索クエリのすべての統計データを詳しく調べたい場合は、競合SEO/PPC調査ツールの「キーワードサジェスト」タブにアクセスして、ご希望の操作を行えるようになります。 

「キーワード調査」に関してのアップデートについても、公平に共有したいと思います。こちらにご希望の内容が多くあるようでしたら、実装されるまでしばらくお待ちください。 

キーワードデータのテーブル(表)の追加項目に関する計画は以下の通りです。

  • 競合ページとドメイントラフィック分布の下層展開 
  • Google SERP 要素 (アンサーボックス、ナレッジグラフ、画像、地図など)
  • キーワードトピック (Google広告の分類に似ています) 
  • 全てのキーワードに関するオーガニック検索結果の履歴

概して、「競合SEO/PPC調査」ツールは、間違いなくあなたの目を引く重要な機能調整とデザイン改造が行われていきます ? 

サイトSEO検査が高速に、かつWixサイトに対応

Wixは既に多くの利用者がいるようで、その為Wixで作成されたサイト向けのサイトSEO検査の対応に関して複数のリクエストを頂いております。 今年は、Wixを含む様々なプラットフォームで作成されたウェブサイトに対する正確な検査を実施できるよう、私達のクローラーはJavaScriptレンダリングに対応する予定です。

今年中に実施するもう一つの目標は、「サイトSEO検査」のパフォーマンスを向上する事です。これを実現する為、クローラーサーバーの数を増やし、大規模サイトへの検査に関する制限(250,000ページまで)を設定する予定です。

現時点の検査では一度に全てのパラメータ(ページ、リンク、タグ、ドメイン技術仕様、ダウンロードスピードなど)をスキャンします。その為、現在計画中の項目として、チェック対象のウェブサイトのエラータイプを選択できるようにし、そしてこれにより、ツールが大幅にスピードアップするようになります。

そして、最も素晴らしい改善点としては、別のプロジェクトを作成せずにあなたの競合を検査できるようになる事です。この新しい10年間は、新しいスタンダードが生まれ、このようなシンプルな事を実現する為に皆様にストレスを感じて欲しくは無いと考えています。競合ドメインを入力して、レポートを取得しましょう。

検査機能に関しては、AMPチェックも実施できるようになり、ボットが分析対象のサイト全体に渡ってコンテンツのテーマのユニーク性をスキャンするようになります。 

そしてその他機能も含めこのツールのデザインも、もちろん刷新されるでしょう ? 

Googleマイビジネス連携 

「ローカルSEOに特化した新しいセクションは近日公開されます」という見出しの方がわかりやすいかもしれません。実際に準備完了まであともう少しです。ですが、思った以上に多くの皆様がGoogleマイビジネス(以降GMBと記述)とSE Rankingの連携について投票されていました。そして検討した結果、GMBをサポートする為に、完全に新しいセクションを開発する必要がある事に気が付きました。

まだ詳細の全てを公開する事はできませんが、SE RankingアカウントからGoogleのレビューを含めてGMBプロジェクトデータを監視できるようになる事は確実と言えます。そして、自動的にあなたのブランドを既に含むビジネスリスティングを確認してチェックするようになるでしょう。

計画中のブラウザ拡張機能

プラグインを使用して、あらゆるドメインやページの基本的なSEOパフォーマンスを素早くチェックできるようになります。例えば、あるウェブサイトの競合を素早く判別し、その検索トラフィックと被リンクプロファイルを評価し、基本的なページSEO検査を実施し、どのキーワードがランクしているか、などです。

拡張機能が準備出来次第、完全なレビューを行い、全体について皆様にお伝えする予定です。

競合 SEO/PPC 調査がモバイル版にも

2019年の出来事のうち最も誇らしい事の一つは、「キーワード順位チェック」や、「サイトSEO検査」、「マーケティングプラン」、「ビジネスリスティング」を搭載したモバイル版アプリをリリースできた事です。

しかし実際には、モバイル版アプリを公開した翌日には、多くの人々から「競合SEO/PPC調査」ツールもアプリ版の機能に追加して欲しいといった要望がありました。 

そして、新年を迎える前のリクエストでは、このツールの追加を希望する方が大勢を占めるようになりました。その為、モバイルアプリへの「競合SEO/PPC調査」追加に関しては、2020年に追加する事を約束致します。

更に、モバイル版アプリでは、移動中でもサジェストキーワードを調べられるようになります。サジェストキーワードに関しては、実際には現時点でも利用できますが、プロジェクト作成時のみという制限があります。計画では、単一の充実したツールを追加する予定です。

リンク経由でのレポート共有

リンク経由でレポートの参照と共有を行えるという事に加え、レポート機能では以下のデータに関連する新しいセクションが追加される予定です。

  • Google Search Console,
  • 被リンクと競合調査

最後に、皆様から生成済み既存レポートの編集を可能にして欲しいというリクエストを頂きましたが、こちらはもうすぐ実現できます!

Instagramがソーシャルメディア管理に追加 

SMM機能では、FacebookやTwitter、VKontakteに関して自動投稿が利用できます。

Instagramに関して多くのリクエストを頂き、私達のCTOも最終的に追加を決めました。2020年にInstagramはSE Rankingで管理できるようになります。 

全てがより早く動作

私達は個別のツール同様にプラットフォーム全体の調整にも取り組んでおります。

まずは、100万キーワードまでを含む大規模ウェブサイトの読み込みに関する問題を解決する予定です。更に、ダッシュボードのデータ読込処理のスピードアップを行い、サイトSEO検査に関して巨大なドメインの検査と、キーワードグループ化に関して大規模なキーワード数の並び替えを最適化するつもりです。  


まとめると、2020年に関してはたくさんの大きな計画とアイデア、目標があります。最も楽しみにされている項目を私達にお知らせ頂ければ、テストグループにあなたを含めさせて頂きます。

私達の計画の中にあなたのリクエストも含まれているようであれば、お知らせください。準備ができた際に最初にお知らせする人になるでしょう。

ところで、2020年がスタートしてから既に1ヵ月が経過してしまいましたが、これはつまり、私達のTodoリストからいくつかの項目が完了している事を意味します。近いうちに1月のアップデートについて全てお知らせするつもりです。

そして、もちろん私達のプラットフォームをまだご存知でない方々に対しては、14日間の無料トライアルにご招待しています。プロジェクトを開始して、各ツールをお試しください。ご質問がございましたら、サポートチームが喜んで支援致します。

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